私の大学時代の男友達の話しです。

その彼とは塾講師のアルバイトで一緒でした。
その彼は高校から関西1の有名私立校に入り、大学は現役で関西1の国立大学に入学しました。

学部としてもその大学で1、2を争う高偏差値の学部だと思います。

たまたまその彼とは中学校がおなじだったので、中学時代から知っています。

それはずば抜けて優秀でした。頑張りやというのではなく、もう天才なんだと思います。

普通にクラブ活動にも励んでいましたし、趣味も多く、
いつでもクラスメイトの男子とふざけてばかりいました。

大学時代には、バイト帰りに一緒にご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりしていましたが、
彼の口から将来の展望について聞いた事は一度もありませんでした。

バイト仲間に、彼と同じ大学の男子が数人いましたが、
みんな司法試験や会計士試験に向けて猛勉強している様子でしたが、

その彼だけはそんな様子が一切無かったのです。

そして就職活動が始まり、直ぐにその彼は誰もが知る大手企業の内定を手に入れました。

当時は「さすがだな~」と思いましたが、結果としては、就職して直ぐにその会社を辞めてしまいました。
理由はよく分かりませんが、それまで失敗とか挫折とか苦労とか何にも味わった事が無かったのだと思います。

そんな状態で社会に出て頭を打たれたのではないでしょうか?

暫くして再会した時に「企業なんかで勤めてられない」と言っていました。

それから風の便りで「ブラブラしている」と聞きましたが、数年後に再会した時には国家公務員になっていました。

更にその職場の新人研修で一緒だった同期の女性と結婚までしていました。

子供の頃から何でもスムーズに事が運び、就職もそのはずだったのに、
実際に勤めてみたら人生で初めて違和感を感じたのかもしれません。

でも、自分に合った職場を見つけられ、そこで生涯の伴侶にも出会えて結果的には良かったのだと思います。